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悔しい事に雨が降りました。
勿論傘は御座いません。 もー…、髪跳ねるし、スカートは濡れるし。 …さいあく。 +雨と彼と彼と私+ 今日に限ってバンドの練習が長引いて、私だけ色々あって最後まで残って。 ……うう、ホントにどんまい、あたし。 他のメンバーはタクシーやら何やらで帰っちゃったし…。 豪さん呼んじゃおうかなー…、でもなー…。 ボーっと雨を見ながら帰り方を考えてたら、あたしの隣にバイクが止まった。 ……何事。 いやいや、誰?どちらさま? あたしの知り合いにバイク乗れる人居たっけ…。 いやその前に、こんな…何かあからさまなバイク…。 まさか、不良!!?? 「…終電なくなるぞ」 ヘルメットを外しながらあたしに話しかけた人は 綺麗な青色の髪をした、お兄さんでした。 …あれ、ホントに誰この人…。 「え、あの…」 「……まさかと思うが、傘忘れたとか…?」 こ、この人初対面なのに酷い!! 何か凄い残念な目で見てるし!! いやその通りなんだけど、でもコレが、恋とかカルナっちとかなら分かるけど。 …初対面で…この目は、悲しい。うう。 「けーちゃーん、手伝いに来たんじゃねえのー?どうなんですかー!」 「あーあー、うるせえなあ…」 うわ、この人露骨に嫌な顔した。 と言うか、さっきの声の人ココのスタジオのバイトさんじゃなかったっけ。 …知り合いさんなのかな…。 って、あれ?けーちゃん…ってどっかで聞いたような………。 それに、この人が不良じゃないとは言い切れないし…。 うわーん、やっぱりちょっと怖いよー!!助けて恋ー!! と言うかさ!呼ばれたんだから早く行けばいいのにー! ずーっとバイクに跨ってあたしと同じ様に雨を見てる。 ……気まずい。 「あれー、何で君ら二人でいるの?」 「リフウうっぜ、空気読め」 「あらやだ!口説いてた?!」 「後で回し蹴りすっからな」 「いやん!ところで、君、帰らないの?」 一通りコントを繰り広げてた二人のお兄さん。 後から来た、リフウって呼ばれたお兄さんがニコニコとあたしに話しかけてきた。 ゴーグルを頭につけた、凄く人懐っこそうな人。 …バイクのお兄さんと全然違うなあ…。 というか……果てしなく言い難いが、言うしかないよね。 「あ、あの…傘も何も無く…雨だとスカートも濡れ、髪も跳ねちゃって」 「あー、わかるよー。俺の知り合いも癖毛でさあ」 うんうん、何て頷くお兄さん。 あ、この人はいい人っぽい。 いや多分きっとバイクのお兄さんだって悪い人じゃないと思うんだけど。 だって眼つき悪いんだもんっ!! 「どうしよっかあ、このまま止まないと終電乗れないよねえ」 「そ、そうなんですよ……」 「傘いる?誰のかわかんないけど。あ、それかコイツに駅まで送ってもらいなよ」 ツンと眼つきの悪いお兄さんのほっぺたを突く。 あ、殴られた。割と力いっぱい。 でもってこっち睨まれた!! 「どうする?そっちが別にいいなら送るけど」 「え!?」 「君、多分カルナの友達でしょ?」 「カルナっち知ってるんですか!?」 「…一応同居人だから…」 同居人、そんでもって『けーちゃん』 聞いたことあるような…聞いた……あ!! 「って事はもしかして…Kさん!?」 話に聞いてて、知ってる事は知ってたけど…。 うわあああ凄い失礼なこと思ってた!! 誰が予想できたのかな、この展開…! 「あいつ何か俺の事言ってた?」 「え、いや全然!ただ我が家の最年長だよってくらいで…」 と、言うのは嘘で、ヘタレだとかゆるゆるーだとか言ってたけど。 あんまり本人の前で言うのもアレなので、誤魔化しておいた。 そしたら、あたしの頭をポンって撫でる。 後で倒れてるお兄さんの服のポケットから鍵を取り出してそのまま駐車場へ。 …ん?これは、送って、あれ? あたしが考えてる間に起き上がるお兄さん。 わあああ、痛そう…!!!ほ、ほっぺた青いよー!? 「いだー!あのヘタレいつか叩きのめす!!…あれ、車の鍵」 「あ、Kさんが持って行きました」 「マジで?あの無愛想が?」 はー、とか何とか言って立ち上がる。 ガリガリと頭をかいてそっかーとか何とか言って。 でも、その顔はちょっと嬉しそうだった。 「俺も一緒に行きたいけどさあ…仕事がねえ」 「あ、すいません長々」 「いいよー、みんなこんなもんだし。けーちゃんもっと長いし、アイツ頭おかしいってホント」 「うるせえよ」 「ぎゃん!」 いつの間にか帰って来てたKさんがまた、えっと…リフウさんをぶん殴った。 だ、だから痛そうだよー…。 ってホントにいつ帰ってきたんですか…気配なかった…と思うんだけど…。 「乗って、駅まで送るから」 「あ、はい!」 すぐそばに置いてあった車の助手席のドアを開けて中に乗り込む。 外からリフウさんの声が聞こえたけど、Kさんは見事にシカトして運転席へ。 今度きた時お礼言わなきゃ。 駅までって言うから、あたしはてっきりすぐソコの駅だと思ってたのに Kさんはあたしの家の一番近い駅まで送ってくれて。 ココでいいの?って聞かれて、はいって言ったけど少し心配そうだった。 そ、そこまで子供じゃないんだけどなあ…。 気をつけてねって、言ってくれたKさんはすっごく優しい笑顔でした。 あたしは何度もお礼を言って車をおりた。 髪は跳ねるし、スカートは濡れるこんな雨の日。 それでも、ほんのちょっぴり幸せな気持ちになれたのは 多分きっと、Kさんとリフウさんのお蔭なんだろうなあ……。 何て思いながら、小雨になった夜空の下の帰り道を足早に歩くあたしでした。 →後書きと言う名の言い訳 |
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豹変バトン
☆指定されたキャラの好きな人と嫌いな人への対応を書いてください。 指定:ドSあ間違えたかげ 1:みつめられる 好→「…何もでないよ?」 嫌→「目障りなんだけど」 2:頭をなでられる 好→「背、届く?しゃがんであげてもいいけど、高いよ」 嫌→「手垢がつくからやめてくれない?」 3:甘えられる 好→「…らしくないけど…何?」 嫌→「気持ち悪い」 4:二人きりのディナーに誘われる 好→「3割までなら出すよ」 嫌→「間に合ってるから、視界から消えてくれる」 5:煙草の煙かけられる 好→「あー…何ていうか、君の肺が心配です」 嫌→「死ぬ覚悟はできた?」 6:抱きつかれる 好→「僕は低体温だから温かくはないけど、え、違う?」 嫌→「消毒する手間が増えたじゃないか、死んでくれる?」 7:突然キスされる 好→「……せめて一言いってよ、目閉じたかったんだけど」 嫌→「それは死にたいって事でいいんだよね」 8:「今日は帰さない」 好→「奇遇だね、僕も帰したくなかったんだ」 嫌→「いい迷惑だね、僕は帰りたいと言ったんだ。君の都合で勝手に決めないで欲しいんだけど」 9:「消えて」 好→「出来れば一緒に消えていただけませんか?」 嫌→「君が消えればそれは叶うだろう?」 10:手を握られる 好→「君って結構子供っぽいよね、言ってくれれば握ってあげたけど?」 嫌→「気安く触らないでくれる?いい迷惑だ」 11:急に殴られる 好→「い…たた。えっと、僕なんかしたっけ?」 嫌→「僕に喧嘩売るとはいい度胸だ、地獄に落ちる準備はいいかな?」 12:「おごってあげる」 好→「…いいよ、悪いし。割り勘でどっか遊びに行こう、そっちの方が気が楽だ」 嫌→「別に君なんかに奢ってもらうほど、落ちた人間じゃないから」 仲いい人にはツンデレでいいと思いますこいつ。 でも仲良すぎるとドSになります。 …たまにはデレるかげも…いや気持ち悪いな。 つか、昨日ダイアモンドのデータ吹っ飛びましたOTL ちょっとまさかの展開すぎて泣けた、ちょ、ホンマ、お前…!!! 凹みました、つか樹さん課題やってください。 パチリス♂の性格がもろにさじしんの恥でした。 思わずのっくと名づけました(自重しろ!! 樹は恥ぃ坊が一番好きです、可愛いよあいつうへへへ…。 |
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プロフィール
HN:
樹アキ
年齢:
31
性別:
女性
誕生日:
1993/04/01
職業:
学生
趣味:
ゲームとか絵とか文とか。
自己紹介:
ユルユル擬人化サイトですが、何が飛び出すかわかりません。
樹自身ポケだけでなく音ゲーやDOLL、でんおーにも手を出してるので酷いパロもありえます。
某ニコニコできる動画サイトに入り浸る。歌い手大好きです。1時間は軽く語れる。
こんなんですが、仲良くしてください。
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